メリークリスマス!!主イエス・キリストの御降誕をお祝い申し上げます。色々と大変な状況の中ですが、それでも希望を失わないように。喜びを見出せるように。互いに祝福を交わし、支え合って生きる事が出来るように。私たちのためにイエス様が来て下さいました。イエス様が、私たちの中に住んで下さり、「愛の結び目」となって私たちを結び合わせようとして下さっています。私たちが失望し、闇の中に沈み込んでしまっても、イエス様が希望を失わないで、信仰を失わないで居て下さいます。イエス様が、私たちの中で信仰、希望、愛になって生きて下さっています。クリスマスのメッセージの中心は、「主が私たちと共におられる」なのです。
主があなたと共におられます。だからどんなことがあっても大丈夫です。
ルカ福音書1章26~38節・2サムエル7章1~16節「あなたのおことば通りこの身に…」
「御覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」
マリヤは、何度も口ずさんだだろう…。「あなたのおことば通り、この身になりますように」彼女の生涯を貫く言葉、口癖になっていたのではないだろうか…。自分ではどうすることも出来ないことに出会い、神を見失いそうになる時に…。
人生は、自分の思い通りにはならない…。予期せぬことが起こり、願わないことが起こる…。「何故こんなことが起こるのか…。どうして私がこんな目に遭わなければならないのか。どうして私に…」と問いたくなる。けれど、どんなに答えを探しても見つからず。いつまで経っても、その出来事の意味は分からないままで…。「どうして…」と問い続けても前に進むことは出来ず。「どうして…」と問い詰めることが、自分をその出来事に縛り付け、苦しめてしまう…。時に私たちは、分からないことを、分からないままに、未解決のまま棚上げにしてしまうことも必要なのだ…。
「どうしてこのようなことが起こるのでしょう」マリヤは、天使に言った。彼女には到底理解出来ず、受け止められない、信じられないことだった…。私が神に選ばれた。私から神の救いが始まろうとしている…。神が良いことを始められる。私が身籠もり、男の子を産む、その子が神の子と呼ばれ、自分たちの国を再興する…。世界に神の祝福、愛と平和をもたらす。世界を変える…。神の救い、神の祝福が私から始まる…「どうしてこのようなことが起こるのでしょう」
「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおう…。見よ。あなたの親類エリサベツ…。神にとって不可能なことは何もない」(35-37)天使は、彼女に宣言した。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおう。神にとって不可能なことは何もない」天使が迫る。神のことば、その心を受け入れるように。「救いが始まる。あなたから神の祝福、愛が生まれ、世界に拡がる…」
「あなたから始まる」愛が生まれ、祝福が…。神は、始めようとして居られる。神は、救いを始めておられる。祝福を拡げている。この世界に、私たちの中に…。救いの業を始められた。私たちは、その全容を知らない…。ちっぽけな存在。自分がこの世界に向かって何かを始めることなど出来ないと思っている。自分がこの世界に繋がり、影響をもたらし、祝福しているなどと…。「どうしてそのようなことが起こるのでしょう」
神の使いは、小さな町の名もない少女を訪ね、言った。「神にとって不可能なことは何もない」その言葉の通りイエスが生まれた。彼女から救いが始まった。神の愛が生まれ、祝福が広がり始めた…。マリヤが今、ここに現れたら何と言うだろう…。「私は、特別なことをした訳ではない。天使のことば、ただ自分の身に起ころうとしていることを受け入れた。身籠もり、子どもを産み育てた。今日という日を精一杯生きただけ…」彼女は、自分の身に起こること、日常を受け入れ精一杯生きた。神の救いは、私たちの日常に起こっているのだ…。
「あなたから始まる」今日、神の使いが、ここに来て言う。「主があなたとともにおられる」神が良いことを始めて居られる。あなたから愛が生まれ、神の祝福が拡がって行く…。主イエス、神の愛があなたの内に宿っている。信じよう。神があなたの内に良いことを始めて居られる。救いが始まっているのだ。「あなたのおことば通り、この身になりますように。どうぞ、私から始めて下さい。あなたの良き業、愛と祝福を。」
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